この記事では、HHKB Professional hybrid Type-Sについて紹介しています。
この記事は次のような方へおすすめです。
- HHKB Professional hybrid type-Sが気になっている
- HHKBやAKEEYOなどの高級キーボードが気になっている
この記事を読むメリットは次の2つです。
- なぜ「HHKB Professional hybrid Type-S」がおすすめなのか分かる
- 実際に、HHKBとAKEEYOのキーボードを使用した生のレビューが聞ける
参考までに、この記事を書いている僕の自己紹介をしておきます。
(プロフィールテンプレを埋め込む)
僕のブログでは製品のレビューをする際、下記の3つの切り口から掘り下げていきます。
- コスト
- スペック
- 耐久性
消費者庁の調査でも、多くの消費者が上記の指標で購入を検討していることがわかっています!
今回は、静電容量無接点方式のキーボードと言う事で、「Akeeyo NIZ」を比較対象とします。
それでは早速、掘り下げていきましょう!
僕が「キーボード」に求める5つの要素
まずは僕がキーボードに求めることを列挙します。
僕の考えに近い方は、間違いなくこの記事が参考になるのでぜひお立ち寄りください。
僕がキーボードに求めたのは次の5つです。
- 省スペース
- 長寿命
- 可搬性
- マルチペアリング
- タイピングに快感を与えてくれる
それでは少し掘り下げてみましょう。
①省スペース
僕は「プライベート」と「仕事」両方で同じキーボードを使います。仕事上、A2とかA1なんかの大きな資料を机に広げることもあるので、キーボードを机の端に押しやれば広大なスペースが生まれるのが理想です。
そのためには、フルキーボードではなく必要最小限のキーで構成された省スペースキーボードが必要でした。
②長寿命
直接、手に触れるインターフェースはやはり馴染んだものを使いたいですよね。
目的のキーまで条件反射で動いて欲しいもので、そのためにも同じものを長く使い込みたいです。
長い目で見れば、長寿命はお財布にも優しいだけでなく仕事にも良い影響を与えてくれるでしょう。
③可搬性
在宅ワークが主流になりつつある現代、重たいキーボードを持ち運びたくないですよね。そのためには不要なものを省いた小型なキーボードが欲しいです。
また、持ち運びを快適にしてくれる周辺機器なんかもあるととてもありがたいです。
④マルチペアリング
会社PC、自宅PC、スマホ、タブレットなどなど…、たくさんの機器で共通のキーボードをシームレスに使えるのはとても仕事が捗ります。
会社PCや自宅PCで作業をしている最中に、スマホに来たLINEやZoomのチャットへの対応も即座に出来ます。
これは作業効率向上には必須でした。
⑤タイピングに快感を与えてくれる
ご覧のようにブログを書いている以上、かなりのテキストを打ち込みます。
時には嫌になってしまうこともありますが、タイピング感がよければそれも吹き飛びます。
以上が僕がキーボードに求める5つの要素です。
この僕の要望を満たしてくれるのが、次の2つのキーボードです。
- HHKB Professional hybrid Type-S
- AKEEYO NIZ 84EC
現在は、「HHKB Professional hybrid Type-S」を愛用しています。
それではこの2機種を軸に、「HHKB Professional hybrid Type-S」のレビューしていきます!
「HHKB Professional hybrid Type-S」vs「Akeeyo NIZ」
まずはライバル機種と比較しながら、コストや機能、耐久性を紐解いていきましょう!
その前に、どちらも使ったことがある僕の結論を先に述べておきます。
僕は迷うことなく「HHKB Professional hybrid Type-S」をおすすめします!
どちらもよく知らないという方のために少し紹介しておきます。
スペックを見る限りでは、キーボードとして遜色ないように思えますよね。
「HHKB Professional hybrid Type-S」をおすすめする理由も気になることと思いますので、早速冒頭でも上げた3つの切り口で深堀していきましょう!
※東プレとは国内の高級キーボードメーカーで、キー軸がHHKBと同じなため打鍵感は近い。ただし筐体構造の違いなどから若干の違いはある。筆者は使ったことがないので今回は割愛。
コスト
まず、みなさん気になるコストを比較していきましょう。
単純にコストを比較した場合「Akeeyo NIZ 84EC」の圧勝です。
差額にして、およそ13,000円の差です。この差額があれば、ちょっと良いマウスなんかも買えてしまいますね。
静電容量無節点方式の中では飛び抜けて安い価格に僕も飛びついてしまいました。
後で実感しましたが、安い以上はどこかにコストカットの影響が出ているわけで…。
これを許容できる方は「Akeeyo NIZ」でも良いかもしれません。
スペック
続いて機能性についてです。
ざっくりと機能を表にまとめました。
スペック上はどちらも大差ありません。後述する感想が気にならない方は、コスパ最高の「AKEEYO NIZ 84EC」を選択して良いと思います。
それではスペック表ではわからない部分について触れておきましょう。
今回触れるのは次の2つです。
- 打鍵感の違い
- 製品の仕上がりや質感
打鍵感の違い
このキーボードを選んでる方は、静電容量無節点方式を求めている方ばかりだと思います。
どちらのキーボードも素晴らしい打鍵感の持ち主です。
それぞれのキーボードに関する僕の感想は以下のような感じです
「HHKB Professional hybrid Type-S」は「スコスコ」といった感じでしょうか。
自己主張が少ないながらも、飽きのこない心地の良い打鍵感です。
少し感じるキーのコシも跳ねるようにタイピングを加速させてくれます。
「Akeeyo NIZ84EC」は「ポコポコ」と可愛らしい音を奏でてくれます。
他の静電容量無節点方式では聞けない独特な音でした。
キーの重さは最も軽く、撫でるようにタイピングできるのは新感覚でした。
単純な打鍵感の好みで言えば、僕は「Akeeyo NIZ 84EC」派です。
ポコポコという独特の打鍵感がとても気持ち良かくお気に入りでした。
こればっかりは好みなので、YouTubeとかでいろんな人の打鍵音を聞いてみると良いと思います。
製品の仕上がりや質感
このような樹脂製品は金型で製造されている以上、外観にバリやゲート跡といったものが出来てしまいます。
バリ、ゲート跡の処理や表面の質感など、高級なだけに気になりますよね。
これは値段もあり、「HHKB Professional hybrid Type-S」の圧勝です。
少しコメントしましょう。
「HHKB Professional hybrid Type-S」はこれがしっかりと処理されています。
さすがの値段だけあって、しっかりと処理された製品は所有欲を満たしてくれます。
また製品全体がマットな仕上がりとなっており、テカリがないため高級感を醸し出しています。
「Akeeyo NIZ 84EC」は前述したバリやゲート跡の処理が甘いです。
しかし、使用時には気にならないよう設計されているあたりは好印象。
また全体的にマット感が少なく、テカリが目立つのでチープ感は否めません。
このような感じで、仕上がりや質感については「HHKB Professional hybrid Type-S」の圧勝となりました。
さてさて、ここまでかなり良い勝負ではありませんか。
僕もそう思いって「Akeeyo NIZ コスパめっちゃ良いじゃん!」と飛び付きました。
ところが使ってみると不満がたくさんあったんですね。
次の4つが「HHKB Professional hybrid Type-S」へ移行してしまった原因達です。
- PCやタブレットとの接続安定性が悪い
- JIS配列の製品がない
- キー配置変更アプリの使い勝手が悪い
- 周辺機器の少なさ
それでは一つずついきましょう。
PCやタブレットとの接続安定性が悪い
これには本当に悩まされました。
「Akeeyo NIZ」は端末との接続安定性が恐ろしく悪いのです。
全く接続することが出来なくなり再度ペアリングし直すんですが、今度はペアリングしたい端末で検出できないといった始末です。
購入してから手放すまでの半年間、月1回ペースでペアリングし直していました。
最後の2ヶ月ぐらいは古いキーボードを引っ張り出して、そちらを使っている程に嫌気がさしていました。
「安物買いの銭失いとはこう言うことか!」としみじみ痛感しました。
(仮に個体差だとしてもこの程度は設計で押さえ込んで欲しいし、検査工程で弾くよう工程設計もしっかりしていただきたい。高級品の中では安いですが、キーボード全体でみたら間違いなく高級品ですので…。)
安さ以上にストレスを溜める製品は買わないことをおすすめします。
「HHKB Professional hybrid Type-S」でも、稀に同じキーが複数回押される程度の接続不良はあります。
しかし、半年間の使用で再ペアリングをしようなどといったことは無く、接続は安定しています。
JIS配列の製品がない
これは完全に僕の趣味なんですが、「Akeeyo」のキーボードには「JIS配列」モデルが存在していないんです!
会社で支給されているキーボードがJIS配列でしたが、在宅ワーク時は大人しくUS配列で仕事をしていました。
キー配列を変更して近い使用感を再現していましたが、ただでさえストレスのかかっている仕事中、耐えきれませんでした。
小さなことですが、これも「HHKB Professional hybrid Type-S」へ乗り換えるきっかけとなりました。
キー配置変更アプリの使い勝手が悪い
まずアプリの使い勝手が全然違います。
ざっくりとですが比較するとこんな感じです。
まず、AKEEYOは日本語に対応していないのもあってソフト自体が扱いづらいです。反対にHHKBは日本語対応しているだけでなくUI(ユーザインターフェース)もシンプルなので扱いやすいです。
カスタマイズ欲が旺盛な方にはAKEEYOはとても魅力的かもしれません。
しかし、僕はカスタム欲が旺盛ではないので使いづらいだけで嫌気がさしました。もっと言うならHHKBは筐体裏のスイッチで簡単なキー設定が変えられるのでそれで十分です。
これはめんどくさがりにはとてもありがたい仕様です。まぁ正直ほぼ初期設定で使うのでどちらでも構いませんでしたが…。
ただ一つ許せないことがありました。これまた安定性が悪いんです。
両者ともキーボード内のマイコンにカスタム内容を書き込むといった方式なんですが、「AKEEYO」はこれが安定しません。書き込めていなかったりしてとてもイライラを募らせてくれました。
これらを踏まえて、僕は「HHKB Professional hybrid Type-S」を選びました。
周辺機器の少なさ
これは少ないと言うか、「無い」です。
僕の会社でもテレワークが主流になってきており、在宅ワークが増えてきました。
そうなってくると会社と自宅の環境をなるべく近づけるべく、キーボードを持ち運ぶようになってきました。
そうなってくると、キーボードカバーなりケースなりが欲しくなってきます。
その点、HHKBは専用設計品を出してくれているので、安心して購入することが出来ます。
対して、Akeeyoには周辺機器はないので、いろいろ調べながら探す必要があります。
買ったは良いものの使えないなんてこともありますし、そもそも使えそうなものすらないなんてことも…。
周辺機器を探す手間が惜しい方はAKEEYO製品はおすすめしません。
以上がスペックについてのレビューでした!
安全性(耐久性)
僕は耐久性について「HHKB Professional hybrid Type-S」が一歩抜きん出ていると考えています。
今回しているキーボードはどちらも「静電容量無節点方式」です。
故に、キーボードとしての寿命はどちらもかなり長いです。
長く使うことを想定された製品が故に、この価格も納得がいきます。
ただ1点、どうしても気になるのが「駆動方式」です。
「Akeeyo NIZ」に採用されているのは「リチウムイオンバッテリー」です。
スマートフォンにも利用されているので、みなさんもよくご存知と思います。
みなさんはスマートフォンのバッテリーを交換したことがありますか?
スマホで連絡したり、SNSを見たりする方なら2年くらいで交換したくなる人もいると思います。
静電容量無節点方式のキーボートは耐久性が凄まじいです。2年やそこらでダメになんてなりません。
そんな何年も使うものなのですが、「AKEEYO NIZ 84EC」の場合は「リチウムイオンバッテリーの短命さ」がボトルネックになってしまいます。
その点「HHKB Professional hybrid Type-S」は電池交換方式なので、バッテリーの寿命を気にする必要がありません。
長年使うものなので、これはとても嬉しいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この手のキーボードは高級品なので、しっかりと悩んで購入しましょう。後悔した時の傷はかなり深いものになってしまいます。
でも自分にあったものを見つければ、一生モノになるのは間違いなしです。
みなさんも自分の環境や求めるものをしっかりと吟味して、後悔しないキーボード選びをしましょう!
この記事がその助けになればこれ以上の幸せはありません!